朝食は和食膳ですと書けばよかったと今ならわかります
ずーっと、ずーっと昔、当宿のクチコミに「朝食がバイキングじゃなかったので残念でした」と書き込んだ方がいらっしゃいました。
本当に昔のお話なので、今よりももっと山の中の古びた旅館感が満載で、畳に浴衣、座ってお膳で食べるのが定番の宿だったのに、出始めたインターネットへの掲載の塩梅がよく分かっていなくて、宿の情報をホームページにすべて出そうという感覚が全くありませんでした。
もちろん、ネット予約サイトには正直に色々と記載したつもりでいましたが、どこをどう間違ってもバイキングができるような宿じゃないことは写真を見れば一目瞭然なのに、何故だろう・・・・と、思っていました。
〇〇ホテル等の名前の付いた宿ならバイキングもあるだろうけど、どう考えてもここでは無理だってわかるでしょ。と、お客様がわかってないんだと思っていたのです。
しかし、わかっていなかったのはウチの方で、朝食内容の記載を「広間食」としか書いてなければ、広間でどんな食事が出てくるのかお客様にはさっぱりわからない状態だということが、それこそ想像できていなかったのです。
初めて作ったHPも、ざっくりとした情報と少ない写真しか掲載されていないもので、夕食膳は写真があっても、朝食の写真はなかったのです。
これではダメだと、今ならわかります。
「当宿の朝食はテーブルで召し上がっていただく和食膳です。
山菜も野菜もたっぷりの滋養にあふれた朝食で、1日のエネルギーをチャージしてもらいたいと思っています。
白いご飯とお味噌汁はおかわりし放題です。
前の晩にご希望を聞いて、牛乳かオレンジジュースをお付けします。
納豆も付きます。
残念ながら、パン、又は洋食のご希望には添えません。でも、村内に超おいしい食パンが売っているという情報は教えられます。
朝食は8時からが基本ですが、お客様のご都合に合わせて時間を調節することは可能ですので、朝ドラが終わってからのほうがいい場合は、夕食の時にスタッフにお伝えください。」
と、情報過多だというぐらい伝えます、今なら。
インターネットの普及とともに、情報の出し方を本当に考えるようになりました。
背伸びせず、カッコつけず、でも、皆さんにわかりやすく伝わるように、今後も気を付けていきたいと思います。