囲炉裏テーブルってどんな感じ?
当宿のプランには炭火焼ができるものが複数あります。
その中に「囲炉裏テーブルで炭火焼」という文言が出てきますが、一体どんな感じなの?と想像が難しいかもしれません。
当宿のお食事は、すべてグループごとに個室のお食事処で召し上がっていただきます。
そこには木製のテーブルと椅子が備え付けてあり、プランごとのお食事内容によってお出しするお料理の量も種類も変わってきますが、以前のように畳に座って食べるということはなくなりました。
更にその中でも「炭火焼」を選ばれた方は、テーブルの真ん中を開けて、そこに炭を置き、串物などを目の前で焼いて召し上がっていただくのです。
テーブルが囲炉裏のようになっているので、「囲炉裏テーブル」と言うのです。
昔の囲炉裏でお食事を食べてみたいというあこがれは皆さんの中にもあるでしょう。
しかし、実際に昔の囲炉裏でのお食事となると、畳の上に浴衣で座って、窮屈な体勢で長時間のお食事を楽しむ余裕は、現代人にはちょっと難しくなってきていると思います。
着なれない浴衣。慣れない正座や横座り。囲炉裏の淵が狭いので乗り切らない皿の数々。
昔話のような囲炉裏は見るだけで十分なのかもしれません。
そこで、現代でも楽しく昔の雰囲気を楽しめるようなお食事ができるようにと、囲炉裏テーブルを導入しました。
やはり串に刺して炭火で焼いた岩魚を、串を持ってガブリと食べるのは、おいしいし、嬉しいし、楽しいのです。
そこに、山盛りの白米が出てくれば昔話の夕食出来上がりです。
さすがに、焼き魚と白いご飯だけの夕食ということにはなりませんが、ここで地元の食材をふんだんに使った夕食を楽しんでいただけるよう、食材探しにも力が入ります。
朝食時、その囲炉裏テーブルの炭の上にはお味噌汁が乗っています。
これはこの春からの趣向なのですが、温かいおつゆで体を目覚めさせて、1日の始まりを快調にしていただければ、チェックアウト後の1日もいい日になるでしょうから。
(文中の”味噌汁”と”おつゆ”の件については、また後日のお話としましょうね。”御御御付”のこともありますからね)
どうぞ、古民家での囲炉裏テーブルde炭火焼を楽しんでください。