全分家が泣いた
”全米が泣いた”に並んで、今日は”全分家が泣いた”日です。
もしくは、”全福島が泣いた”といっても過言ではない出来事がありました。
春のセンバツ高校野球に、21世紀枠で福島県の只見高校が出場しました。
今日、その試合があり、結果は「6対1」で負けてしまいました。
しかし、その1点に”全分家が泣いた”のです。
只見高校は、福島県内随一の豪雪地帯にあり、今年は3m越えの積雪量で全国ニュースにもなった地域です。
もちろん、冬は屋内での練習ですが、私立高校のように立派な設備があるわけもないので、体育館での練習だそうです。
また、過疎地域でもあり、野球部の人数もベンチ入りの人数ギリギリ、もっと言うと全校生徒も少なく、せっけんで顔を洗っているような真っ赤なほっぺの高校生が通う只見高校
そんな、あの、只見高校が甲子園⁉
本当に申し訳ないのですが、コールドゲームがない甲子園を恨むような展開しか予想できない福島県民のなんと多かったことか。
しかし、相手チームをわずか!6点に抑え、しかも、きれいなヒットで1点をとったのです!
これは地震やコロナでふさいでいた福島県民の気持ちを高揚させてくれたこと間違いなしです。
嬉しかったですね~。
本当に嬉しい1点でした。
全分家が沸き、きっと全福島が沸いた瞬間でした。
甲子園常連校の試合は、何となく流してしまっている感もある昨今ですが、こんなに本気で応援したくなる仕掛けをしてくれた21世紀枠に、感謝したくなりました。
過疎地でも、少人数でも、夢をみることができると気づかせてくれました。
久しぶりに、高校野球に感動したお話でした。