降水量によって鳳坂峠が通行止めになるって知ってますか

皆さんもよく知っている地域での災害、被災された方々の心痛はいかばかりかと
心が痛くなります。一日も早い復旧をお祈りしております。

ここ岩瀬湯本も、山間部の集落。高速道路から峠をひとつ超えてこなければなりません。
周囲も山に囲まれているので、新緑や紅葉の時期はそれはそれは美しい景色が堪能できます。
そのかわり、都会よりは自然災害に対して敏感にならざるをえません。

 

天栄村の中でも山間部のこの地は、福島県内の天気予報でも中通りではなく、会津地方を
見たほうがしっくりきます。注意報は、会津地方南部で出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ここ湯本にはアメダスの観測地点があるので、詳細な気象データを見ることが
できます。(「気象協会 実況」参照 https://tenki.jp/amedas/2/10/)

 

そこで、ひとつ気を付けなければならないのは、梅雨の時期や秋の長雨や台風の時など
積算雨量120ミリ以上になると国道118号線鳳坂峠は通行止めになります。
(「福島県通行規制情報」参照 http://www.pref.fukushima.jp/douro/kisei/kisei-map.ht)

 

山から水が出てきますし、風が強いと木の枝も折れて道路に落ちてきます。
そんな危険な状況になると、川の水位も気になりますし、山から集落へ水が入ってくるのも
気になります。
実際に、数年に一度は高齢者が避難しなければならない事態になることがあります。
過去には、周囲の街に出る道路がすべて崩れ、数日間陸の孤島になったこともあります。

 

そこで、予報であまりにも危険な天気になりそうな場合には、当宿では事前にお客様に
ご連絡いたします。大雨の時も、大雪の時もです。
そして、そんな天気の場合のキャンセル料はいただいておりません。
無理をしてお越しになられてその道中に危険な目にあったり、逆に交通網が寸断され
お帰りになれなかったりすることがあっては、お客様の身を守ることができかねるからです。

せっかく旅の計画を立てたのに直前にやめるのは残念だと思いますが、本当に危険な場合は
スタッフも出勤させません。
みんなで自分の身の安全を守ることに気を配りたいのです。

何事かあっても、後から笑い話になる思い出ならばウエルカムです。

旅行は、楽しく、そして安全に!
そんな予定でおうちまで帰れることを、我々は祈っております。