ぐっすり眠るための寝具を探して

コロナ禍に入り、真っ先に改善したことのひとつに”寝具”があります。

 

現在は、布団のお部屋が二つ、ベッドのお部屋が二つあります。

 

布団は、昔の寝ずらい布団から脱却するにはどうしたらいいかと試行錯誤を繰り返し、幾重にも重ねた敷布団になり、そのおかげで、ふっくらした包み込むような寝心地になりました。

また、今回改装した「もみじ」には「シモンズ」のベッドを2台設置し、マットレスはあまり柔らかいものではないようにしました。(「もみじ」は2名様はベッド、3人目からは布団になります)

もう一つのベッドの客室「ふじ」のものは、台数も場所も可変可能なものとして考えたので、”ソフトベッド”と呼ぶことがふさわしいと思います。

超分厚いマットレスに既存の布団を組み合わせ、高さを出したソフトベッド。
スプリングがいいというわけではなく、ソフトな弾力が皆様をを魅了しているようで、とても評判がいい寝具です。(「ふじ」は2~3名様はベッド、4名様以上はすべての方が布団になります)

 

加えて、それぞれの好みが分かれる枕も、「フェザー」と「パイプ」の2種類が一つにつながっている「折り重ね枕」を採用しました。

折りたたみ方ひとつで、自分の好みの硬さ、高さを調節できるもので、個人個人の好みに合わせることができるようになったのです。

 

実は、この枕になる前は「そばがら」の枕でした。
ある日、クチコミに「枕の高さが合わなかった。枕が選べればいいのに」という書き込みがありました。

その一言で、枕探しが始まったのです。

そのクチコミのおかげで、今の折り重ね枕にたどり着き、お客様の眠りを妨げない寝具に行き着くことができたのです。

 

 

温泉に入ると、実は沸かしたお風呂に入るよりも体力を消耗すると言われています。

今までは、ゆっくり温泉に入って、体が温まっただけでもゆっくり眠ることができると思っていました。

しかし、寝具を改善してからのお客さんの感想は今までとは比べ物にならないぐらい良いものばかりで、「眠りをサポートする」という言葉は本当なんだと実感しています。

 

寝具の体感や個人的な好みはそれぞれなので、この感想ががすべてではないと思いますが、温泉と寝具の関係を見直すきっかけがあり、改善の末の現在だということをお伝えいたします。